『揺らめく魅惑のしっぽ』




目を覚ました感覚ではあった。
けれども目の前の状況は、余りにも突拍子のない、非日常だった。




目の前にはゆらゆらと自分を挑発するかのように揺らめく、しっぽ。
錯覚に眩暈を覚え、現実逃避気味に二度目の眠りにつこうとした時。

喉に焼け付くような衝撃
もとい、激しく振り落とされた肘エルボv

身悶え、激痛に激昂したまま悶絶を繰り返す俺を
涼しい顔をした猫がつぶらな瞳で見つめていた。
有り得ない現実らしきものを再確認させられる中、
ふと俺はある重大なことに気が付く。

そう、俺にエルボを食らわし、愛らしい瞳で見つめる主は
紛れもなくエドだったのだ。


「・・・・・・はぁ?」

間抜けに声を漏らした俺は、多分正常。
日常を逸脱しているのは、俺に遠慮なくジャレついてくる目の前の小動物だ。

繰り返すが、オカシイのは、俺でなく、この状況。


なのに、右手が未だ現実を理解し切れていない脳を置き去りに
揺らめく挑発的なしっぽと戯れようとしている。














・・・・・・やってしまった。
本当に、ついにやってしまいました。
猫化エド。。。
何となく、いろんな所でされているだろう王道設定。
を、過去に書きまして。。。

乗せる機会がなかったので、葬り去ろうと思ったのですが。
どうしても、書いてしまいました。
人間欲には勝てません。
取り合えず、猫に翻弄される飼い主のつもりで進めていきます。
というか、自分が動物アレルギーがあってじゃれ合えないので
多分、その所為だと思います。
好きなんですけど、ホント。


ということで、話は続きます。
不定期に、日常の話やら何かを書いていきたいと考えております。

では、では。

2007・07・24